小野田知華(おのだともか)
プロフィール

13歳から17歳までの約4年半、ピアノに一切触れない生活を送っていたにもかかわらず、音楽大学に現役で入学。特待生に認定され、修士課程まで修了した愛知在住のピアニスト。
ウィーン国立音楽大学で開催されているセミナーに学費免除で参加し、選出者コンサートに出演、ディプロマを取得。
世界的ピアノコンクール出場を目指すも、教授陣とそりが合わず推薦をもらえなかったため、断念。
しかし、第29回ブラームス国際コンクールに出場した際、審査員だった国際的に活躍している指揮者の宮城敬雄氏から高評価を得、「唯一無二のピアニストになれる」と言われた。
これまでのともか
4歳 ー 音楽教室に通い始める
「高校生ぐらいになって、バンド活動したとしたら耳コピできる程度の音感があった方がいいよね。だったら、小さいうちに音楽教室に通わせなきゃ」という素人考え丸出しの母の一存で、通い始めることになった。
5歳 ー バレエ教室に通い始める
リズムをとりながら打楽器をたたく際に、問題が発覚! 身体の動きが、他の子とずれているような・・・・。ただ、楽器から出る音には全く問題がなく、テンポもずれていない。にもかかわらず、体、特に膝の曲げ伸ばしの動きが人とずれている。
人並外れた運動音痴のためだろうと推測した母親は、本人が気づいてリズム感がないと思い込む前に、せめて他人様と同じ程度にリズムに合わせて体を動かせるよう、バレエ教室に通わせることにした。
13歳 ー 音楽教室をやめ、空白の4年半へ
小学校高学年ごろから、ピアノよりバレエに興味が移り、家で練習をしなくなる。
見かねた親が、ピアノかバレエ、どちらかを選ぶよう言い、結果、音楽教室をやめた。その際、持っていたアップライトピアノも楽譜も、いとこに譲ったため、ピアノに一切触れるとこのない4年半を過ごす。
バレエ漬けの4年半
各地のコンクールに参加したり、外部のバレエ・カンパニーの公演のオーディションを受けたり、解剖学などのセミナーを受けたりしていた。そのため、家にいる時間よりスタジオにいる時間の方が長い4年半だった。が、バレエダンサーとして芽が出そうもないと感じ始める。
17歳 ー ピアノを再開
高3になり、志望校を決める必要が出てきたが、バレエ専攻にすることに不安があったため、バレエだけでなく舞台・芸術に関連することの学べ、通える範囲にある音大を目指すことにする。そのためには、楽器演奏が必須で、できる楽器は?・・・・「ピアノしかない」となり、ピアノを再開! だが、ハ長調のスケールもまともに弾けない状態だった。
18歳 ー 音大に入学
様々な幸運のおかげで、何とか音大に入学。
18~21歳 ー 音大生時代(1)
今までやったことのない様々なことにチャレンジした。ミュージカル、コンテンポラリーダンス、オペラ・サークルの伴奏などなど・・・・。
一方、ピアノに関しては、卒業するためにそれなりに頑張っていた。当然ながら、テクニック面は褒められた状態ではなかったが、試験で、1オクターブ高いところを弾いても、演奏会で、自分がどこを弾いているのかわからなくなっても、平然と弾き続けられる舞台度胸を持っていたため、意外にも、学内オーディションで選ばれ、定期演奏会、卒業演奏会など数多くの演奏会に出演していた。
21~22歳 ー 音大生時代(2)
急にピアノに目覚める。
必修だから致し方なく弾いていただけのピアノだったが、この頃になると、自分の弾きたいものが出てき始めた。自分の解釈は否定されると思い込んでいたが、意外にも受け入れてもらえ、演奏で表現してみたいという気になり、大学院に行くことを決意する。
22~24歳 ー 院生時代
自分の解釈の通りに弾きたいのだが、テクニックが足りないため出来なかった。そのテクニックを会得するためひたすら努力をした。
一方で、ミュージカルカンパニーや合唱部(中学校)の伴奏、病院などでの慰問活動、大学のティーチングアシスタントなどもしていた。
24~27歳 ー 伴奏者として
COVID-19が全世界に広がっていた時期だったため、YouTubeを中心に活動をする傍ら、大学の授業補助員としてオペラ、ミュージカルなどの授業で伴奏者として勤務していた。
そんな中、岡崎市民フェスティバルに出演する機会があり、一人でリサイタルを開催。伴奏者として演奏するだけでは、自分の音楽を殺してしまうのではないかと感じ、ソリストへの道を模索し始める。
28歳~
コンクールへの出場を目指すも、年齢制限に引っかかる、あるいは、推薦状をもらえないなどの理由で、多くのコンクールは出場できず…。
Wiener Musikseminarに参加した際に誘われたブラームス国際コンクールの存在を思い出し、英語もドイツ語もほとんど話せないにもかかわらず、挑戦してみた。が、審査員の評価が割れ、一次で敗退。その際に、宮城敬雄氏に「こんなに楽しいバッハは初めて聞いた」「これだけ評価が割れるなら、きっと、唯一無二のピアニストになれるから、ピアノはやめちゃだめだよ。一人でもファンがいるならやめちゃだめだよ」と言われた。
この言葉を励みに、自分なりの演奏を模索、近年、やっと方向性が見えてきたような気がするので、本格的に演奏活動をしていく…予定!
Continue….
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